一度は読んでおきたい赤塚不二夫作品まとめ
『映画 ひみつのアッコちゃん』の原作『ひみつのアッコちゃん』の作者といえば、日本を代表する漫画家・赤塚不二夫。
漫画にあまり詳しくないという人でも、タイトルを一度は聞いたことがあるという有名な作品を、数多く残しています。
あまりに作品数が多いので、どれを読んだらいいかわからないという人もいるのではないでしょうか?
そこで、数ある赤塚不二夫作品の中から、とりあえずこれは読んでおきたいという、おすすめの作品を5つピックアップしてみました。
『おそ松くん』
松野家の六つ子の兄弟、一松・チョロ松・カラ松・トド松・十四松・おそ松たちと、その周囲の人たちが織りなすドタバタコメディです。
主人公の六つ子たちだけでなく、チビ太やデカパン、イヤミなど、個性豊かなキャラクターたちが人気を博しました。
赤塚不二夫のギャグ漫画家としての地位を確固たるものにした作品だと言われています。
2015年に赤塚不二夫生誕80年を記念して作られた、六つ子たちが大人になった設定のアニメ『おそ松さん』も、新たな層のファンを獲得し大人気となりました。
『天才バカボン』
云わずと知れた赤塚不二夫の代表作。
ちょっぴりおバカなバカボンとバカボンのパパ、美人で優しいママ、末っ子で赤ちゃんなのに天才なハジメちゃん。
彼らバカボン一家が巻き起こすハチャメチャ喜劇は、おバカだけれど心がほんわか和みます。
目ン玉つながりのおまわりさんやレレレのおじさん、ウナギイヌなど、名キャラクターもずらり。
アニメ版の主題歌は今でも多くの人が自然と口ずさめる名曲となりました。
バカボンのパパの名台詞「これでいいのだ!」は、赤塚不二夫を象徴する代名詞でもあります。
『もーれつア太郎』
『おそ松くん』、『天才バカボン』に続き大ヒットを飛ばした大人気漫画。
東京の下町を舞台に、小学生でありながら父親の八百屋を切り盛りする商売上手なア太郎と、彼をとりまく個性豊かなキャラクターたちが織りなす、人情系コメディです。
デコッ八、ニャロメ、べし、ケムンパスなどのキャラクターたちも、幅広い世代のファンから長く愛されています。
『レッツラゴン』
作者である赤塚不二夫が自身の自己最高傑作と謳った、シュールかつアナーキーな傑作漫画。
ドライで逞しい性格の小学生ゴンと、自分第一主義で我が子に愛情を示さないおやじ、彼らをとりまく一癖も二癖もあるキャラクターたちが織りなす、やりたい放題のコメディ作品。
作中に赤塚自身と、実在する担当記者が登場するのも見どころです。
『ギャグゲリラ』
成人雑誌[週刊文春]で連載された『赤塚不二夫のギャグ・ゲリラ』を単行本化の際に改称した漫画作品。
時事ニュースや日常を風刺ギャグ漫画に仕立てあげる作風で、現実社会にも物議をかもしたタイトルもちらほらあります。
特に『タレント候補 赤塚不二夫』『赤塚不二夫 政治に漫画を!!』は、無能なタレント政治家のマニフェストを真似て、自分の名前で面白おかしいマニフェストをかきあげた漫画ですが、それを真に受けたマスコミが問い合わせが殺到したようです。